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空と星と私達

本格的移転開始 1/30 小ネタ(VOCALOID・extra)

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まらりやせいちょうにっし (3/4)

そしてまた次の日を迎えて、今度はマラリヤを連れて浴場に向かう。

「あ、シャロンちゃんにマラリヤちゃん、お風呂に行くの?
それじゃ一緒に入ろ!」

入浴場の前でアロエとばったりと出会い、三人で仲良く入ることになった。もちろんアロエのお目当てはマラリヤで、浴場に入った瞬間からマラリヤに付きっきりである。

「マラリヤちゃん。お服をぬぎぬぎしましょうね。はーい、ばんざーい!」
「はい!わたしのシャンプーハット貸してあげる!」
「マラリヤちゃん、お背中流すね。後ろを向いて」

アロエはかなり上機嫌でマラリヤの世話ばかり焼いている。マラリヤもアロエに任せっきりで、のほほんとしていた。

(まるでお姉さんですわね…)

実際そうなのだろう。アロエのお姉さんぶりにシャロンは思わず苦笑いを浮かべてしまう。一方でマラリヤは借りてきた猫のようにされるがままだ。

「は~い、キレイになりました~」

マラリヤにざばあっとお湯をかけて、アロエは満面の笑顔で今度は自信の身体を洗い出す。マラリヤは水を弾くように身体を震わせると、お返しとばかりにアロエの背中を一生懸命スポンジで洗っていった。

「マラリヤちゃん、ありがとー」

シャロンはその様子を楽しく見つめている。すると、アロエを洗い終えたのか、マラリヤが見つめてきた。そして、今度はシャロンに目掛けてマラリヤが飛び掛かってくる。シャロンも洗ってくれるつもりらしい。

「あの、私は一人で大丈夫ですわよ?」

こう言ったものの、マラリヤは聞く耳を持たずにごしごしと背中を流していく。

「その…、ありがとうございます」

なんだか照れ臭そうにお礼を言うと、マラリヤは満足そうに頷いていた。
そして、身体を洗い終えて、三人はゆっくりと湯船につかる。

「ちゃんと肩までつからないとダメなんだよ?」

まだまだアロエのお姉さん風は収まりそうにない。ひょっとしてアロエが満足するまで浴場から出られないのではと心配しそうになるくらいに。

「本当に楽しそうですわね、アロエさん」
「えへへ、なんか妹ができたみたいで嬉しいんだ!」

嬉しそうなアロエにマラリヤはきょとんと見上げている。そこから三人とも湯船でまったりし続けていたが、お風呂からあがる頃には少しのぼせてしまっていた。


○月△日

アロエさんとの湯船でのお話はとても楽しかったですわ。ただ、途中でマラリヤさんがのぼせ始めて、あがらなくてはならなかったのは残念でしたけど。
あと、三人で頂いた牛乳はおいしくいただきましたわ。それと、両手を使ってこくこくと牛乳をのむマラリヤさんは可愛らしかったですわね。



さらに次の日、今度はルキアとユリが部屋に訪れて来ていた。

「ちっちゃくなっても、マラリヤはものすごく可愛い!」
「ホント、食べちゃいたいくらい!」

遊びに来るや否や、二人は早速マラリヤに抱きついている。マラリヤは二人にされたい放題だ。揉みくちゃにされながらなんとか脱け出そうともがいている。
さすがにこれは見かねると、シャロンは二人からマラリヤを引き剥がす。跳ね上がった髪を溶かしていき、マラリヤは気持ち良さそうに瞳を閉じていた。

「あまりマラリヤさんに抱きつかないでくださいません?
その…、少し苦しそうですわよ」

シャロンに注意されて、二人はばつの悪そうな表情をしている。さすがにまずいと思ったのか、今度はマラリヤを大事そうにユリのひざの上に乗せていた。

「ごめんごめん、マラリヤがあまりに可愛かったからつい…」

ルキアもまた反省したのか、マラリヤの頭を優しく撫でている。さっきまで強引さは影を潜めたようだ。

「いいなぁシャロンは。一日中マラリヤと一緒で」

羨ましそうに呟いて、ユリはひざの上に抱えたまま、そっと抱きしめている。一方で、マラリヤは少し解放されたせいか、のほほんとしていた。

「あーもう可愛いなあ。よし!大きくなったらあたしのお嫁さんになりなさい!」
「ダメだよ!お嫁さんにするのはわたしなんだから!」

まるで二人からのプロポーズであったが、マラリヤはあくまでマイペースにふるふると首を振るばかりである。呆然としている二人に対して、シャロンの下ヘと駆け寄っていた。

…ぎゅっ。

「マ、マラリヤさん?」

そのまま、マラリヤはシャロンの服の袖を掴んだまま放さない。シャロンは不思議と胸が締め付けられるような感覚に陥っていた。


○月□日

あの後、ルキアさんもユリさんも「シャロンかぁ、なら仕方ないよね」とおっしゃっていましたがどういうことでしょうか?
それより、マラリヤさんのあの行動はどういう意味なんでしょうか…?
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